スピアフィッシングとは、スピアガン(水中銃)で魚をとることです。
クック諸島ラロトンガのローカルの間では、日常の食材集めとして、
また、商売としても、非常にさかんです。
ダイブインストラクターとして、海の生物を守るエコロジストであるかたわら、
私も一ローカル。
休日となれば、スピアガンを持って、海に出かけます。
これは、仕事とは全く無関係の、生活のための漁です。
スクーバは使用せず、スキンダイビング。
ラグーン内のほとんどのエリアは漁が禁止されている上、
ラグーン内の魚はアタルことが多いようで、漁はラグーン外で行います。
ラグーンの端まで泳いで、波の合間を見計らって飛び込みます。
ラグーンの外は、全く別世界です。水深は7-8m、
おいしそうな魚が群れています。
スクーバで見る魚と変わりないのですが、スピアフィッシング中は、
どんな魚を見ても、食材にしか見えません。
例えば・・・
スクーバ後、「ピンクとブルーのブダイの群れが綺麗でしたね。」と言う会話が、
スピアフィッシング後、「あのブダイはBBQが一番うまい。」
スクーバ後、「カスミアジ、かっこよかった~。」と言う会話が、
スピアフィッシング後、
「アジはスモークにしても、フライパンでタタキにしても、イケル。」
となります。
まさか、休日に漁にいそしんでいるなんて、
エコロジーなお客様ダイバーにはなかなか言えませんが、
これが現実、クック諸島の日常生活なのです。
もちろん、ダイブポイントでは漁はしません。
お客様にお見せする魚が減ると、商売上がったりですから。
逆に、漁に出るポイントは、ダイバー仲間には内緒です。
うまくすみ分け(?)しているわけです。
そういうわけで、スクーバ中にスピアフィッシングに出くわす、
なんてことはないので、ご安心を。